クビアカツヤカミキリについて

外来生物法に基づく特定外来生物に指定されているクビアカツヤカミキリは、国内では2012 年に愛知県で発見されて以降、2024 年4 月末の時点で13 都府県において発生が確認されています。

本虫については、街路樹や生産園地等におけるサクラ、ウメ、モモなどの寄主植物に対して大きな被害を与えているほか、2022 年を最後に発生都府県数は増加していないものの、発生都府県内において発生範囲が拡大していることを踏まえると、未発生地域への侵入が懸念されます。

本虫は、5月から9月にかけて、
1.幼虫の活動が活発になることにより被害樹からフラスが排出されること
2.成虫が羽化して被害樹から脱出すること
3.成虫が産卵した卵がブラックライトの活用により見つけやすいこと
から、発生や侵入の確認がしやすくなります。

「クビアカツヤカミキリ」とは

  • 原産地は中国、朝鮮半島、ベトナムなど
  • 大きさは約20~40ミリメートル
  • 特徴は、からだ全体が黒く光沢があり、頭部の下(前胸の一部)が赤く、突起がある。
  • 成虫はジャコウのような匂いを放つ。
  • 被害樹木はサクラ、ウメ、モモ等のバラ科植物を中心に多種の樹木
  • 幼虫は樹木の内部で1~3年過ごして食い荒らし、時に枯死させるなどの被害をもたらす。
  • 5月下旬~8月頃に出現し、木の幹や枝の樹皮に産卵する。
  • 幼虫は木に開けた穴から、かりんとう状の「フラス(幼虫のフンと木くずが混ざったもの)」を春から秋にかけて排出

対策方法

繁殖力や拡散能力が高い本種の被害を食い止めるためには、何よりも早期発見・早期駆除が重要です。成虫を発見した場合は踏みつぶすなどしてその場で駆除してください

また、ネット(目合4ミリメートル以下の防風ネットなど)を被害木に巻き付けることで、成虫の拡散を防止することができます。ほかにクビアカツヤカミキリ対策に使用できる農薬による駆除や、被害樹木の伐採によって被害拡大を防除します。

この記事に関するお問い合わせ先

五泉市役所 環境保全課

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最終更新日:2024年06月12日