タヌキ・ハクビシン・アライグマによる生活環境被害について
近年、タヌキやハクビシン、アライグマなどの野生動物が、市街地を含む市内全域で出没しています。
外で見かけただけでは基本的に心配ありませんが、寄生虫や感染症を持っていたり、不用意に近づくと攻撃されたりする場合があります。
また、屋内にすみつかれると、建物の破損やふん尿による被害などが発生するおそれもあります。
このような被害を防ぐため、動物の特徴をよく知り、トラブルを回避するよう対策をしましょう。
なお、タヌキ等の野生鳥獣を許可なく捕獲することは、鳥獣保護管理法により禁止されていますので、絶対にやめてください。
対策
近づいたり、触れたりしない
野生動物は、目に見えない寄生虫がいたり、人にうつる病気にかかっていたりするおそれがあります。
また、驚いて噛みつかれる場合もありますので、不用意に近づいたり、触れたりしないでください。
餌になるものを片付ける
果実や農作物、ペットフードなど、餌となるものを放置しないようにしましょう。
また、池等で魚を飼育している場合は、金網で覆うなどの対策をしましょう。
庭をきれいにする
木の枝や雑草をすっきりさせて、隠れられる場所をつくらないようにしましょう。
また、ふんを見つけたら放置せず、早めに処理しましょう。
侵入口になるすき間をふさぐ
縁の下や換気口、軒下などのすき間をふさいで、屋根裏等に侵入されないようにしましょう。
そのほかにも、木酢液やホームセンターで購入できるような忌避剤を定期的に散布することで、臭いを嫌がって近寄らなくなる場合があります。
特徴
タヌキ
- 体長50~60cm、尾20cm程度
- 肩から前足にかけての黒い毛が特徴で、後足も黒い
- 排泄物を同じ場所に繰り返す「ため糞(ふん)」の習性がある
- 登ることは苦手なため、主に建物の床下などに侵入
ハクビシン
- 体長60~65cm、尾40cm程度
- 鼻から額にかけての白い線が特徴
- 夜行性で、昼間は建物の天井裏などで休息
- 登るための能力に優れ、爪がかからない垂直な雨どいなども簡単に登れる
アライグマ
- 体長40~60cm、尾20~40cm
- しま模様の尾と目の周辺を覆う黒い部分が特徴
- 足跡は5本の指が分かれていて、人の手形に似ている
- 主に夜間に活動するが、昼間も活動しないわけではない
- 建物の天井裏や野積みされた枝・廃材の下などがねぐら
- 木登りが得意で、前足は物を掴んだり、扉を開けたりもできる
なお、市では、タヌキ等の捕獲・駆除を行っていません。
屋内にすみつかれてしまった場合は、市販のくん煙剤の使用や、専門業者に依頼するなどして追い払ってください。
また、追い払った後は、侵入口をふさいでください。
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五泉市役所 環境保全課
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新潟県五泉市太田1094番地1
電話番号:0250-43-3911(代表) ファックス:0250-41-0006
最終更新日:2023年12月13日