令和8年度 施政方針及び予算総括説明
第1章 施政方針及び予算の概要について
1 施政方針について
令和8年第1回五泉市議会定例会におきまして、新年度予算案をご審議いただくにあたり、市政運営に臨む所信を明らかにし、市民の皆さま並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたいと思います。
まずもって先般の市長選挙において、無投票でありますが市民の皆さま、議員の皆さまからのご厚情を賜り再選を果たすことができました。一政治家として選挙による信任を是と考えますが、無競争という形も再び信任をいただいたと素直に拝受し、これからも粉骨砕身、力を尽くしてまいる所存でありますので引き続き叱咤激励、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
さて、今年は60年に一度の「丙午」、昔から激動の年と称されておりますが、丙も午も勢い、スピード感、エネルギッシュ、情熱と表されるように発展、成長する年でありますので、山積する問題、課題の本質を捉え新しい着想と発想を大いなる情熱をもって、発展、成長する将来へ向けて鋭意取り組んでまいります。そのために常に自身も含め、各々が感度のいいアンテナを高く張り、市民の声・ニーズを収集し、将来未来を見据えた視点をあわせもって取り組んでいくことも私に課された責務と思います。加えて、かつてないほどの社会や環境が激動する時代を迎え、新型コロナウィルスによるパンデミックは人口減少、少子高齢化をさらに加速させました。これから経年化の公共施設等の存続の可否・スクラップ&ビルドや出生数の激減による保育園、小学校等の統廃合について、苦渋の決断を行うことになろうかと思いますが、市民の皆さまと誠実、丁寧に対話し共感、理解を得ながら進めてまいる所存であります。
ご承知のとおり、本年1月1日をもって、旧五泉市と旧村松町が合併し、新しい五泉市が誕生して20年となりました。私はお互いの歴史、文化、風土、環境などを尊重しながら先人が築き上げてこられた礎を大切に、まちづくりを着実に進めてまいりました。私はそれに基づき「温故知新」を銘として物事等を考え政策を立案してきましたが、これからは「ずっと五泉、さらなる一歩」、将来未来へつなぐ五泉市になるように「温故創新」とマインドセットをかえて、五泉のトップセールスマン、マーケターとして「訪れてよし、住んでよし」の新潟県一番のまちづくりにまい進いたします。市民の皆さまが自身の住む五泉、ふるさと五泉を愛する皆さまがわが町にそれぞれが誇りをもてる、シビックプライドの向上のため、市民の皆さまが主役、活力ある五泉を目指しあくなき挑戦を続けてまいります。
令和8年度は、第2次総合計画後期基本計画の最終年となります。第2次総合計画後期基本計画のテーマとともによりフォーカスし柱となる重要施策を毎年の施政方針で掲げています。
令和7年度の施政方針では次の5つのテーマを掲げました。1.独り独りがつながり「わ」になるまちづくり、2.「緩和」と「適応」で気候変動に対応するまちづくり、3.活力ある将来の人材づくり、4.これからの10年へ~未来に絆ぐまちづくり、5.瞳輝く笑顔あふれるまちづくり、であります。
令和8年度はそれぞれのテーマを深化させた上で、私たちを取り巻く社会や市民の意識、外部環境の変化をとらえ、五泉市を大いなる情熱、愛情をもって支えてくださる皆さまの声に傾聴し、市民のニーズや物事の本質を究めた今年度の重点施策5つの柱として立案いたしました。
なお、令和8年度予算編成は昨秋より進めてまいりましたが、先般の市長選挙があり、新たに中長期ビジョンに立った政策的事業は判断できないことから計上せず、すでに本議会等で審議され中期的な計画として進行中の事業、市民生活に直接的に寄与する事業、これまで継続的に行ってきた政策的事業及び経常経費を盛り込んだ、いわゆる骨格予算として編成をいたしました。今後の議会において審議をいただきたいと考えます。
それでは、5つの柱として
一つは、「問題・課題の本質を捉えたまちづくり」であります。
どのような事象にも原因があり、その問題・課題に向けて本質や根底にある原因を究明し解決方法を見出すことが重要です。まさに、PDCAサイクルを回す前に、S(see)問題・課題の本質を究明し、T(think)その解決策を仮定建てした上で、PDCAサイクルを常に意識した事業を展開してまいります。
五泉市が所有する普通財産は現時点で86カ所、約400万平方メートルあります。その財産の流動化を促進し、売却による収入及び市の管理する面積を削減することにより経費の縮減を図ります。不動産業関係団体と連携し、普通財産の売却を進めます。
長年の懸案事項であった村松地区の住居表示について昨年9月の議会において議決をいただきました。いにしえの村松藩城下町の旧町名等が残る住居表示実施に伴い、実施区域内の事業者等を対象に、住居表示実施により発生する経費の負担軽減を図るための支援として、「村松地区住居表示導入支援補助金」を交付します。
第2次五泉市空家等対策計画の進捗管理とともに、第3次計画策定に着手し、引き続き、管理不全の空家等に対する適正管理の依頼、特定空家等の認定と行政指導、空家バンク制度の周知・活用を行い、新たに周辺環境に悪影響を及ぼすような空家の解体費用補助を新設します。あわせて、従来より主管は環境保全課でありましたが、空家対策は全庁的な課題であるため、まちづくりの観点から企画政策課を中心に、環境保全課、都市整備課他、課を横断的に、クロスファンクションチームを構成し対処します。
市有財産については「公共施設等総合管理計画」に基づき、適正管理に努めてまいりました。令和8年度から2年間で、「公共施設等総合管理計画」の更新を行い、維持管理や適正管理の在り方を見直し、迅速に市有財産の有効活用を図ってまいります。
主な事業・施策
・不動産業関係団体と連携した遊休土地の流動化対策事業
・村松地区の住居表示実施に伴う区域内事業者への支援
・周辺環境に悪影響を及ぼす空家解体費用の助成
・公共施設等総合管理計画、個別施設計画の見直し
二つ目は、「激動する社会・環境に迅速に対応したまちづくり」であります。
令和7年は、クマの目撃情報が非常に多い一年でありました。山間地のみならず市街地に出没し、市民の安心な生活に多大な影響を及ぼしました。市民の生活圏での被害防止に向け、猟友会と連携を強化し緊急銃猟体制を整備するため、出動費の改定や緊急銃猟時の支援を拡充します。
また、近年の酷暑や自然災害等の異常気象は顕著であり常態化しています。自然豊かな五泉、私たちの住み続ける地球に少しでもやさしい自治体であり続けるため、「第2次五泉市環境基本計画」の進捗を図りつつ、「第3次計画」策定のため、市民アンケートを実施します。
また、二酸化炭素など温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させその排出量を実質ゼロにする、いわゆるカーボンニュートラルの推進の一環として、LED化の推進及び環境にやさしいことを積極的に取り入れるため環境保全課を中心に全庁体制で取組みを図ります。
昨年4月から中間処理施設「クリーンセンターあがのがわ」が稼働し、市民の皆さまの理解と協力により、ごみ排出量の削減、プラマークごみ他廃棄物の再利用・再資源化を図り、環境への負荷を減らす取組みが順調に図れています。市民からの声、ニーズより、さらに過不足なくごみの処理ができるよう、ごみ収集指定袋の種類について、とりわけ一人暮らしのご家庭からのニーズにより超極小サイズの5リットル袋と、草や葉などの処分のため特大サイズの60リットル袋を追加します。
有害鳥獣は、クマに限ったことではなく、サルやイノシシ等による被害も深刻化しています。農産物を有害鳥獣から守り、良質な農産物が生産できるよう電気柵の設置等に助成していますが、補助金の対象事業費を5万円以上から3万円以上に引き下げ、家庭菜園に対しても広く支援します。
引き続き激動する社会・環境に迅速に対応します。
主な事業・施策
・クマ目撃時の猟友会出動費の見直し、緊急銃猟時の支援拡充
・第3次五泉市環境基本計画の作成着手
・燃えるごみ指定袋の種類の増加
・有害鳥獣対策における猿害対策等事業補助金の要件緩和
三つ目は、「市民が主役、老若男女全世代活躍するまちづくり」であります。
全ての市民の皆さまが、希望と夢をもって活躍しずっと五泉で暮らすことのできるまちづくりの実現のため、五泉の誇り、シビックプライドの持てる五泉市を再構築します。
令和9年度から始まる「第3次総合計画」を策定し、オール五泉で推進を図っていきます。次期人口ビジョン・総合戦略についても同時進行で策定し、総合計画・総合戦略の一体化を図ります。
全世代が活躍する社会を目指すうえで、未来のことを考える際、こどもの健全な成長は不可欠であります。「こども誰でも通園支援事業」として、0歳6か月から満3歳未満の未就園児と保護者を支援するため、月一定時間までの利用可能枠の中で、就労要件を問わず時間単位で保育施設などを利用できる新たな通園給付を行います。
五泉市の誇り、花の町五泉であります。特に五泉の市の花である“ぼたん”はまさにその象徴であり、令和5年5月、G7新潟財務大臣・中央銀行総裁会議が朱鷺メッセにて開催された際、クリスティーナ・ラガルド欧州中央銀行総裁が来訪され、ぼたんと五泉のおもてなしに大変ご満足され、世界に発信していただいたエピソードは記憶に新しいところです。令和8年度より、ぼたんの継続的な品質管理と持続的な生産、さらなる五泉の特産品の魅力向上のため、ぼたん園の改修工事に着手します。
また、五泉市を支えてこられた諸先輩方に敬意を払うことを忘れてはなりません。これから精力的に活動され、ますます活躍されている方もおられます。令和7年度に敬老会事業を終了しましたが、令和8年度からは喜寿を迎える皆さまへお祝いの商品券を贈呈します。
農業経営の安定化、経営改善や経営基盤の強化のため、令和8年度から、相続や経営移譲以外の新規就農者が農業経営合理化資金を利用できるようにし、その借り入れに対して支援を行います。
主な事業・施策
・第3次五泉市総合計画の策定
・こども誰でも通園支援事業による未就園児と保護者への支援
・ぼたん園改修工事
・敬老お祝い商品券事業
・相続や経営移譲以外の新規就農者への支援
四つ目は、「防災減災、安全安心なまちづくり」であります。
防災減災に関しましては、就任以来、一丁目一番地と位置づけ取り組んでいます。令和7年度においてハザードマップの改訂やデジタル化が進む中で情報通信技術を利用できる人とできない人との間で生じる情報格差、いわゆるデジタルデバイドの解消のため戸別受信機の配布を実施しました。
令和8年度はハザードマップのさらなる理解促進と戸別受信機の設置率の向上を図るとともに、障がい者や要介護3以上の方等を対象に、個別避難計画をケアマネジャーや事業所と連携して作成を進め、災害時の避難行動計画の充実化を図ります。
救急救命等における新潟市秋葉区の下越病院への搬送に関して、迅速化と安全性の向上を図るため、アクセス道路(岡田中新田線)の整備を引き続き実施します。
道路の管理について、維持管理や除草業務等の一部を民間委託し、民間のノウハウの活用と効率化を図り、道路及び施設の安全を確保します。
その道路網や住宅地の配置等は、まちづくりの根幹を形成するものであります。令和8年度は、将来の都市づくりの基本的な方針を示す「都市計画マスタープラン」と「立地適正化計画」を改定します。
近年増加する救急救命等の要請に迅速かつ安全に対応し、高度な救命処置を施すため、高規格救急車を更新するとともに、道路交通の安全性維持向上のため、市内に約1,600基あるカーブミラーの一斉点検を実施します。
主な事業・施策
・障がい者等を対象とした個別避難計画の作成
・下越病院へのアクセス道路の開通
・道路維持管理や除草を民間委託する道路等包括的維持管理事業
・都市計画マスタープラン、立地適正化計画の改定着手
・高規格救急車の更新
・市内カーブミラーの一斉点検
五つ目は、「健康一番 誰もが心豊かなまちづくり」であります。
健康で心豊かに笑顔で暮らすことは市民の誰もが願う想いです。
妊娠・出産・子育てに至る過程において、ずっと健康であり続けるため、妊産婦と子育て期の保護者の皆さまをサポートします。
妊娠期を健全に過ごし、安心して出産ができるよう引き続き妊産婦の健康診査に係る費用の助成を実施するとともに、令和8年度から産後うつ等の早期把握と早期対応を目的に、産後2週間健診を実施します。
子育て期においては、乳幼児の健全な発育・発達を促し、育児不安の軽減を図り、疾病の早期発見・早期治療を推進しております。引き続き健診後の年齢別フォローアップ教室の実施、先天性代謝異常検査費助成、新生児聴覚検査費助成を実施するとともに、令和8年度から就学前の発達状況の早期把握と対策を目的に5歳児健診を実施します。
また、市内小中学校に教育支援センターを設置し、不登校傾向の児童生徒への支援を行っていますが、令和8年度から各小学校に配置している指導相談員の勤務体制を1.5時間延長して支援の強化と充実を図ります。
市民の皆さまの健康づくりは、からだを動かす機会やスポーツに親しむことも大切であります。市民の健康づくりをはじめ、市内外の皆さまのスポーツツーリズムの拠点となる総合会館大ホールの外部改修工事に着手し、施設の安全安心と快適さを図ります。
主な事業・施策
・産後2週間健診の実施
・発達障害の早期発見を目的とした5歳児健診の実施
・校内教育支援センター受入体制の拡充
・総合会館大ホール外部改修工事着手
以上の5つのテーマを掲げ、今まで実施してきた事業・施策に対して、STPDCAサイクルを回し推進すると同時に、業務の改善と効率化を図ってまいります。
また前述のとおり、本予算編成は骨格予算のため今後、中長期的な視点に立ち、さらなる活力ある五泉市への取り組みを進めるためいくつかの事業を検討します。
ラポルテ五泉については、五泉のランドマーク、五泉観光のゲートウェイ化をさらに進めるため、国の「道の駅」の認証を得るべくその整備等を鋭意検討します。
また、県の最大の経済都市であり隣接する新潟市へのアクセス道路の再整備は市民の交通の利便性や地場産業の経済活動の向上、加えて五泉へのさらなる交流人口増加のために将来を見据えた構想化に向け調査研究を進めます。
市民の日常的な健康や健康長寿づくりは、健康管理のコンテンツ、運動・食事習慣、ストレス緩和、検診や人間ドック等医療的診断等を横断的に体系化し、さらに性別・世代別等に対応し、誰でもいつでも取り組める仕組みづくりについて、全庁的なクロスファンクションチームを作り調査研究を進めます。
今後、万が一の備えとして、北朝鮮からのミサイル攻撃や原子力発電所での有事、大規模災害等を想定し、大規模な避難やその対応訓練実施に向けて調査研究を進めます。
今後、実施する予定の事業として
・ラポルテ五泉の「道の駅」化
・新潟市へのアクセス道路の再整備構想化
・市民の健康づくりの体系的取り組みの実施
・ハザードマップの活用及び大規模避難・対応訓練の実施
過日の衆議院議員選挙により、政権与党の態勢が盤石となり、責任ある積極財政や地方創生へ粘り強く取り組んでいく覚悟を高市総理が示され、大いに期待する一方、人口減少等による税収や国からの交付税等の減少が、将来において見込まれる中、財源の確保についてはあらゆる角度から国や県等の補助を得られるよう、また民間企業等との連携、協働を積極的に推進してまいります。また、施設及び事業における市民ニーズを的確にとらえ、必要に応じてスクラップ&ビルドを検討し、創意工夫のうえ取り組んでまいります。
今後も「訪れてよし、住んでよし」新潟県一番のさらに輝く五泉に向けて、力を尽くしてまいりますので、皆さまから一層のお力添えを賜りますようお願い申しあげます。
2 予算の概要について
(1)一般会計
予算規模は、7会計で404億5,042万5千円となり、13億8,717万6千円、3.3%の減であります。
このうち一般会計は、12億5,000万円、4.9%減の241億2,000万円、借換債控除後は3億1,570万円、1.4%増の230億5,201万4千円であります。
一般会計以外については、6会計の合計で163億3,042万5千円となり、前年度に比べ1億3,717万6千円、0.8%の減となりました。
- 歳入
市税は、個人市民税、法人市民税、固定資産税などの増により4.3%増の56億2,573万4千円、地方消費税交付金は23.4%増の14億7,696万9千円、地方交付税は1.9%増の79億5,113万円、市債は52.2%減の19億718万6千円を見込みました。
- 歳出
総務費は総合会館改修事業や住居表示整備事業の増などにより4.3%増の27億983万1千円、民生費は障害福祉サービス費給付事業や私立保育園等支援事業の増などにより3.9%増の86億3,065万9千円であります。
衛生費は保健センター大規模改修工事の減などにより4.7%減の19億390万9千円、農林水産業費はぼたん園改修工事の増などにより2.2%増の9億2,687万8千円であります。
土木費は、舗装補修工事の増などにより2.2%増の23億2,035万4千円、消防費は、消防救急デジタル無線設備更新や、戸別受信機整備の減などにより31.0%減の9億1,386万6千円であります。
教育費は学校給食運営事業や小中学校ICT機器等整備事業などにより14.1%増の20億6,799万9千円、公債費は借換債の減などにより28.7%減の36億3,941万円であります。
また、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、水道基本料金負担軽減事業や保育園・小中学校の給食費支援事業に1億640万4千円を計上したところであります。
(2)特別会計
1.国民健康保険事業
予算総額は、歳入歳出それぞれ42億3,256万2千円であり、前年度対比7.5%の減であります。
2.介護保険事業
予算総額は、歳入歳出それぞれ61億3,085万3千円であり、前年度対比0.6%の減であります。
3.後期高齢者医療事業
予算総額は、歳入歳出それぞれ8億4,294万4千円であり、前年度対比18.4%の増であります。
4.水道事業
予算総額は、20億3,026万1千円であり、前年度対比10.1%の増であります。
5.下水道事業
予算総額は、30億8,894万円であり、前年度対比2.5%の減であります。
第2章 具体的な施策について
1 笑顔あふれる いきいきのまち 【いきいきの泉】
(1)子どもたちが明るくいきいきとしているまちづくり
GIGAスクール構想が第2期に入り、第1期で整備した1人1台端末の更新を令和8年度に実施するとともに、市内小中学校の校内ネットワーク改修工事を行い、安定したネットワーク速度を確保し、デジタル教科書やデジタル教材などを活用した質の高いICT教育を推進します。
特別な支援を必要としている児童生徒に対して、一人ひとりのニーズに合ったきめ細かな教育を行うための環境整備を行っていきます。
不登校児童生徒の登校復帰や自分の学級に入りづらい児童生徒の不登校の未然防止を図るため、市内小中学校に設置している校内教育支援センターの指導相談員の勤務体制を拡充し、学校内に安心して過ごせる居場所を提供します。
未来を担う子供たちの豊かな成長を地域全体で支えるため、コミュニティ・スクールと地域学校協働活動本部との両輪で、引き続き地域と学校の連携・協働を進めます。
児童生徒や教職員が安全かつ快適な環境で学校生活が送れるよう、計画的に学校施設の維持改良を行います。
(2)ともに学び生きがいをもてるまちづくり
市民の誰もがいつでも、どこでも学べ、学んだことを教えあう喜びを実感できるまちを目指し、生涯にわたり学びを継続できるよう支援します。
生涯スポーツの推進は、市民の健康・体力づくりに寄与しており、一般社団法人五泉市スポーツ協会と連携して、スポーツ教室や各種大会を開催し市民のスポーツ活動を支援します。
また、交流人口の拡大と地域経済活性化のため、スポーツイベントの支援や合宿等の誘致活動に取り組み、スポーツツーリズムを推進します。とりわけ、東京六大学はじめ首都圏大学応援部の夏合宿は、五泉が聖地となりつつあります。
スポーツ施設の環境整備については、総合会館大ホール外部改修工事や市営野球場外便所洋式化工事等を実施し、一年を通じて安全にスポーツ活動ができるよう施設の改修を行います。
芸術文化の振興では、市民が主体的に活動できるよう、活動機会の充実に努めるとともに、優れた芸術文化に触れる鑑賞機会を提供します。
図書館では、市民の知的好奇心を満たすため、魅力的な図書や各種資料の収集・整理・保存に努めるとともに、乳幼児期から継続して読書習慣を育成するため「第3次五泉市子ども読書活動推進計画」を進めるとともに、市民が生涯を通して本に親しむことができるよう、読書環境づくりを進めます。
文化財の保護と利活用では、引き続き市内に現存する文化財等の保護・保存と啓発を行うとともに、保存団体の支援に努めます。
(3)一人ひとりが活躍できるまちづくり
高齢者の生きがい創出と生活支援の充実については、高齢者が住み慣れた地域において居宅での日常生活を安心して継続的に営むことができるよう、地域包括ケアシステムの深化を図るとともに、高齢者が地域社会のなかで各種活動に参加しやすい環境を整備し、人と人、人と社会がつながる多様な関係性のなかで生きがいを持って暮らしていくことができるよう取り組みます。
障がいのある方の自立と社会参加への支援については、住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、令和6年度から3年間を計画期間とし最終年度になる「第7期五泉市障がい福祉計画」「第3期五泉市障がい児福祉計画」に基づき、障害福祉サービス等事業の推進を図るとともに、さまざまな事情からひきこもりの状態になっている方やその家族に対しても、必要な支援を届けられるよう、相談しやすい環境づくりに努めます。
令和8年度からの新たな事業として、重度重複障がい者を受け入れる障がい者グループホームへ助成を行うことで、事業所の安定的な事業運営を支援します。
また、重度訪問介護利用者が大学等で修学する機会を拡大できるよう支援し、社会参加を促進します。
障がい福祉計画等の計画期間が前述のとおり令和8年度で満了することをふまえ、「第4次五泉市障がい者計画」「第8期五泉市障がい福祉計画」「第4期五泉市障がい児福祉計画」を策定します。
2 信頼あふれる 安心のまち 【安心の泉】
(1)安心して子育てができるまちづくり
令和7年度にスタートした「五泉市こども計画」に基づき、こどもたちが健やかに成長できる取り組みを推進するとともに、子育てに伴う喜びを実感できる社会環境の整備に努めます。また、国の「こどもまんなか応援サポーター」として、こどもや若者等の意見を取り入れながら、こどもをどまんなかに据えた施策を展開します。
子育て支援では、令和8年1月に開設したこども家庭センター「にこにこスクエア」を核として、助産師、保健師、保育士、家庭児童相談員などの専門職員が、すべての妊産婦、こども、子育て家庭を対象に、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない包括的な相談・支援を行います。
新たに、就学前までの切れ目のない健康診査体制として5歳児健診を実施することで、発育・発達のみでなく、フォローアップ教室につなげるなどの事後フォローや子育て支援を強化し、子育て不安の解消を図ります。
また、令和8年度から新たな通園給付、こども誰でも通園制度に取り組み、こどもの育ちを応援し、良質な育成環境を提供するとともに、子育て家庭に対して多様な働き方や就労要件に関わらない形での支援を行います。
経済的支援としては、引き続き児童手当の給付や物価高騰の影響を受ける給食費の支援等を行い、子育て世帯の負担軽減を図ります。
施設整備については、保育園設備の修繕・改修を計画的に進め、安全安心な保育環境の整備に努めます。
公立保育園等の統廃合に向けた取り組みとしては、保育園等適正配置実施計画について加速する少子化の影響など情勢を踏まえた見直しを視野に入れながら、引き続き保護者や地域への説明を行っていきます。
(2)健康で安心して暮らせるまちづくり
健康づくりについては、五泉市健康増進計画「健康ごせん21(第3次前期)」に基づき、市民自らが生活習慣を見直し、健康づくりや健康管理ができるよう引き続き普及啓発に努めます。
疾病予防につきましては、関係機関と連携し、健康診査や各種がん検診の受診率向上を目指します。
口腔の健康づくりでは、「五泉市歯科保健計画第3次」に基づき、全ての年代において口腔の健康づくりの取り組みを推進します。
自殺予防については、ワンストップ相談会やこころの健康相談会、ゲートキーパー養成研修などを実施しています。「第2次五泉市自殺対策計画」に基づき、誰も自殺に追い込まれることがないよう、生きること、命を大切にすることの包括的な支援を推進します。
食育については、令和9年度からの第5次五泉市食育計画の策定を行い、全世代の市民が、食を通じ、生涯にわたり健康で豊かな生活が送れるよう、引き続き推進します。
小学校学校給食費は今般、国において保護者負担軽減が図れるにあわせ市の拠出をもって無償化し保護者負担をなくし、子育て世帯への支援を行います。
高齢者福祉と介護保険の充実では、「五泉市高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画」に基づき、介護保険事業を安定的に運営し、必要な介護サービスを安心して受けられるよう、サービス基盤の充実を図るとともに、その担い手となる人材の確保等を含めた基盤の整備及び確保に努めます。また、事業計画の最終年にあたり、振り返りを行うとともに、次期事業計画の策定を進めます。
国民健康保険については、被保険者が「自分の健康は自分で守る」という意識を持ち、自分の健康状態を把握し、病気の早期発見・早期治療につなげることができるよう、健診の習慣化に取り組みます。
健診のきっかけづくりと習慣化を定着させるため、個人負担金を引き続き無料とするとともに、35歳から64歳の被保険者に対する人間ドック費用助成の上限を4万円に引き上げます。
また、令和5年度から実施している国民健康保険団体連合会の特定健診受診率向上支援事業を活用し、特定健診の未受診者に対してナッジ理論を用いた受診勧奨を行い、さらなる受診率の向上を目指します。
後期高齢者医療については、被保険者が健康で自立した生活を長く過ごせるように、引き続き人間ドックの受診費用に対する助成を行います。
物価高騰等経済が厳しさを増す中で生活困窮者の相談支援につきましては、くらしの支援センターが引き続き支援を実施します。
(3)安全な生活環境を守るまちづくり
生活環境の保全については、問題・課題の本質をとらえ解決に向けた具体的な行動を一層進めるため、第3次五泉市環境基本計画の策定作業と意識調査を実施します。
気候変動による夏の猛暑への適応策として「涼みどころ」を設置しております。引き続き、公共施設に加え民間商業施設のご協力をいただきながら設置数を増やし、安全な生活環境を整えます。
令和7年度から引き続き熱中症への対策として、住民税非課税世帯でエアコン設置のない高齢者の世帯や障がい者世帯等へエアコン購入費を助成します。
地球温暖化防止に向けた取り組みとして進めておりますJ-クレジット制度については、整備計画に沿って間伐等を行い、カーボンニュートラルの取り組みを推進します。
有害鳥獣対策では、総合窓口である有害鳥獣対策連絡センターからの情報発信に加え、人の生活圏での被害防止に向け、緊急銃猟体制の整備を図るとともに、引き続き有害鳥獣捕獲の担い手確保や、野生鳥獣の移動経路や潜み場となる藪や放任果樹の刈り払いに対する支援を行い、鳥獣被害の未然防止に努めます。
水道事業では、安全で安心なおいしい水を安定して供給するため、地震など災害に強い施設整備を進め、東部配水池の築造工事を行うとともに、老朽化した配水管の布設替工事を推進します。
交通安全の取り組みについては、交通マナー向上に向けた啓発活動や交通安全施設の整備と併せ、警察署、交通安全協会などの関係機関と連携を図りながら対策を進めます。
交通安全施設整備については、市内にある約1,600箇所のカーブミラーの安全点検を実施し、計画的な修繕等を進め市民生活の安全安心を確保します。
防犯対策については、警察など関係機関と連携し、防犯情報の提供や防犯意識の啓発などにより、犯罪の抑制に努めます。また、町内会等が実施する防犯カメラの整備や防犯灯のLED化、さらに犯罪被害者への支援を引き続き実施します。
消費者トラブル対策では、多様化・巧妙化する特殊詐欺やインターネット通信販売のトラブルなどに対し、専門員による相談や解決に向けた助言、広報を活用した啓発などを行い、引き続き被害防止に努めます。
冬期間の道路交通については、機械除雪を主体に、県と連携を図り、地域の協力を得ながら安全で効率的に除雪を行います。
雪寒地域道路整備では、三本木1丁目、赤海地内に消雪パイプを布設します。また、村松泉町、栄町の老朽化した消雪パイプを更新するとともに、新丁地内の消雪井戸の掘り直しを行います。
(4)非常時に充分な対応ができるまちづくり
消防防災施設整備では、消防庁舎の機能向上を図るため、計画的に改修更新を行います。また、消防水利の設置及び消防器具置場や小型動力ポンプ積載車等を更新整備し、各種災害から市民の安全安心を守ります。
火災予防対策では、住宅用火災警報器の設置促進及び維持管理について、防火・民間協力団体と連携し、継続事業として取り組みます。
救急業務では、救急件数が高止まりの中、市内外医療機関と連携強化を進めるとともに、ドクターヘリを有効利用し、救命率向上に努めます。
さらに近年、全国的に頻発、激甚化する災害に対応するため、引き続き自主防災組織及び防災リーダーの養成・育成を図ります。加えて、関係団体等と連携し、地域での防災訓練を実施することで、地域の防災力の強化を推進します。
浸水対策では、五泉地区の老朽化している雨水幹線の長寿命化工事を進めます。
また、令和7年度に全面改訂した災害ハザードマップを全世帯に配布し啓発を図るとともに、災害発生時のトイレ環境整備のために導入したトイレカーをイベント等で活用し、市民の防災意識の向上を図ります。
災害発生時等の情報伝達については、全ての市民へ迅速かつ確実に情報が伝達できるよう防災行政無線やLINE、あんしんメールなど複数の手段を用いて配信します。また、令和7年度に導入した戸別受信機を、引き続き携帯電話を所有していない高齢者や障がいのある方に無償貸与し、情報伝達手段の強化を図ります。
災害発生時の避難行動に特にリスクの高いと思われる障がい者や要介護3以上の方などの個別避難計画を事業所に委託して作成します。
3 交流あふれる ふれあい豊かなまち 【ふれあいの泉】
(1)青少年を地域ぐるみで育むまちづくり
関係機関と連携し、地域の未来を担う青少年が心身ともにたくましく成長できるよう社会全体で取り組むとともに、青少年育成センターの周知と相談体制の充実を図り、悩みを持つ青少年や保護者を支援します。
また、家庭教育学級を開設し、教育の原点である家庭の教育力の向上を図り、心身ともに健康なこどもを育てることができるよう支援します。
(2)多様な文化にふれあえるまちづくり
国際化に向けた環境づくりでは、中学生海外派遣事業をはじめとする国際交流推進団体の活動を支援し、多様な文化への理解を深めながら、交流を進めます。また、五泉市内に在住する外国籍の方々と交流ができる場の創出に努めます。
4 賑わいあふれる 活気あるまち 【活気の泉】
(1)活力ある商工業を育むまちづくり
商業については、関係団体が行う経営改善普及事業への支援をはじめ、マイホーム建設や住宅リフォーム、市内で新たに出店を希望する起業者へ「創業塾」を開催し、必要なスキルや知識を習得する機会を設けるとともに、起業者への店舗改修費や家賃への補助を引き続き行います。
また、村松地区住居表示整備事業に伴い、事業者の経費支援のため、「村松地区住居表示導入支援補助金」を交付します。
工業では、五泉の伝統産業である絹織物業、ニット産業を支援するとともに、市内の複数事業者が共同開発し特産品を創出する事業に対しても引き続き支援し、事業者の継続的な発展、地域経済の活性化を図り、「Made in Gosen」の商品を広くPRします。
市内中小企業の従業員が、スキルアップのために受講する研修会の受講料について、対象となる研修施設を拡充し支援します。
金融対策では、中小商工業者への円滑な資金運用と経営の安定化を図るため、各種制度資金や信用保証料の補給を引き続き行うとともに、創業者用カードローンの保証料補給についても新たに支援します。
また、五泉市へ再来訪し回遊につなげるスタンプラリーを春と秋に開催し、好評を得ています。さらにより多くの方から五泉市の魅力を知っていただき、新たな五泉ファンを獲得することで、交流人口の拡大につながるよう関係団体と連携して取り組みます。
(2)魅力ある農林業を育むまちづくり
農業は市の重要な基幹産業であり、魅力あるまちづくりの基本であります。
令和7年度の五泉産米は、夏場の異常な高温、少雨はあったものの、コシヒカリの一等米比率は約87%となり、近年では見られないような高い数値を達成しました。
資材費や燃料費については高値の状態が続いており、依然として農業を取り巻く環境は厳しいものがありますが、今後も関係機関と協力して品質向上を目指します。
農産物の振興では、春のチューリップまつり・花木まつり、秋のさといもまつり・農業まつりなどの各種イベントの開催を通して特産農作物のPRや販売促進活動を推進するとともに交流人口の拡大や関係人口、五泉ファンの増加に取り組みます。
3年目となる有機農業推進事業においては、これまでの検証を基に栽培マニュアルを策定するとともに、引き続き取組農業者の掘り起こしと生産性向上を図りながら有機農業の産地づくりを進めます。
担い手対策では、「強い農業経営づくり支援事業」において農業機械等の導入を引き続き支援するほか、新規就農者に対する資金や農業機械等の導入支援について、親が認定農業者ではない場合や非農家だった者が相続により就農する場合についても支援の対象とするよう制度を拡充します。
鳥獣被害の防止対策では、追払い用花火の提供や電気柵設置の助成を実施するとともに、五泉市有害鳥獣対策連絡会議を中心に地元猟友会や地域と連携を図りながら、被害軽減に努めます。
農業基盤の整備については、新関地区、若宮地区、五箇地区で圃場整備事業を推進します。また、蛇化谷地地区、暮坪地区のため池等の整備を県営事業として推進します。
農業基盤の維持管理では、引き続き農村の有する多面的機能を維持・発揮するための地域の共同活動を支援します。また、使用していないため池については、「ため池廃止基本計画」に基づき順次廃止を進めていますが、令和8年度では、小熊堤の詳細設計と五斗山堤の廃止工事を実施し、集中豪雨などの災害に備えます。
林業については、林道蛇抜線の改良工事のほか、東京都葛飾区の森林環境譲与税を活用して市有林の整備を行い、森林の保全、地球温暖化防止を図る「都市交流による森林保全事業」を継続実施します。
ふるさと応援寄附金については、寄附受付サイトの見直しや広告費を投入し五泉ならではの返礼品等の魅力をさらに訴求するとともに、返礼品のさらなる充実を進めます。また、今後も五泉市の魅力がより一層全国へ届くよう、効果的な情報発信を行い、寄附者との継続的なつながりを築き、寄附額の増加と交流人口・関係人口、五泉ファンの創出につなげます。
(3)地域の魅力を活かし高めるまちづくり
観光振興については、五泉市観光協会と連携し、豊かな自然・歴史文化・食・温泉など、魅力的で効果的な五泉市の情報発信の強化や各種イベントの開催、首都圏における物販イベントやPR活動に取り組むことで、交流人口、五泉ファン、関係人口の拡大を図ります。
五泉のランドマークであり五泉観光のゲートウェイであるラポルテ五泉の観光案内所に、昨年10月に設置された多言語対応AIインフォメーション端末については、今後さらなる交流人口の拡大と台湾をはじめとするインバウンドの観光案内に活用を図ります。
また、阿賀野川ライン観光協会を活用したPR活動をブラッシュアップし、阿賀野川流域をコンテンツにした広域観光エリアとしての魅力向上に取り組みます。
日本さくら名所100選に選ばれている村松公園の美しい桜を未来に継承するため、樹勢回復事業に取り組むとともに、公園内の園路整備を引き続き行います。
ラポルテ五泉については、五泉市の文化や産業、観光の情報発信拠点並びにゲートウェイとして、指定管理者や関係機関と情報共有を図りながら、各種事業を実施し、交流人口の拡大と地域の活性化につなげます。
新たな雇用の創出と働く場の確保については、企業誘致を専門とする産業政策監による企業訪問や誘致活動を継続的に行い、五泉市の魅力を発信するとともに、新たな企業の誘致に向けて取り組みます。
若者の定住、就職に向けた取り組みでは、雇用対策協議会と連携し、市内企業のPRや求人状況の情報提供などを行い、市内の高校の協力も得ながら地元への就職を促進します。
また、新婚世帯の住宅費や引越費用を補助する結婚新生活支援事業や、ウェルカムファミリー住まいる事業、グランドファミリー住まいる事業に引き続き取り組み、新婚世帯や子育て世帯の転入を促すとともに、若者等の定住促進を図ります。
Uターン・Iターンの促進については、地域おこし協力隊制度の活用により、移住に関する相談等を専門的に行う移住コンシェルジュを配置し、ホームページやSNSを通じた市の情報発信を引き続き取り組みます。
移住検討者から実際に五泉市での暮らしを体験していただく移住体験モデルツアーを実施するとともに、移住・就業等支援事業補助金の対象範囲を東京圏の子育て世帯に拡大し、移住促進を進めます。
5 潤いあふれる 快適なまち 【快適の泉】
(1)一人ひとりが快適な生活環境を守るまちづくり
ごみの減量化とリサイクルの推進については、令和7年4月から容器包装プラスチックごみの分別収集と家庭系燃えるごみ指定袋導入によるごみの減量化とリサイクルを進めています。
家庭系燃えるごみ指定袋については、市民の利便性を図るため要望の多い大きさ、5リットル・60リットルのごみ指定袋を追加します。
引き続き、ごみの分別や生ごみ処理機・コンポストを利用したごみ減量化の取り組みなどが一層浸透するよう、市民への周知を行います。
(2)誰もが快適に暮らせるまちづくり
道路整備では、6路線で道路改良事業を行います。
幹線道路の区画線修復等を引き続き推進し、通行の安全確保を図ります。
新たに、道路維持管理業務の一部を民間委託にすることにより、民間のノウハウを活用しながら、質を確保した上で、将来的に業務効率を向上させ市民のニーズにお応えするため、「包括的民間委託」の導入を目指します。
また、県が実施する都市計画道路「白根安田線」の街路事業などについて連携を図ります。
粟島公園においては、利便性の向上を図るため、公衆トイレの改築を行います。
また、花の町五泉のシンボルの東公園のぼたん百種展示園について、「ぼたん園改修計画」に基づき令和10年度までの3か年において改修工事を進めます。
公共交通の環境整備では、ふれあいバスと乗合タクシーさくら号、通院サポートタクシーが市民の移動手段として使いやすい交通機関となるよう取り組みます。また、地域の移動手段の維持・確保のため、地域公共交通計画の策定を進めます。
地震時において倒壊等の危険性が高い木造個人住宅の耐震性向上を図るため、改修時に係る費用の一部を引き続き助成し、被害軽減の取り組みを進めます。
空家等の対策では、所有者等に空家の発生抑制や適正管理を働きかけるとともに、空家バンクの利活用を促進し空家等の有効活用に繋がるよう努めます。
また、老朽化が著しい空家による被害を防止し周辺環境の保全を図るため、特定空家の解体費用の助成制度を新たに創設します。
下水道事業では、避難所等の重要施設に係る管路について、耐震化を進めるため、管路施設の耐震診断調査を行います。
6 市民協働と信頼による自立したまち 【基本構想・基本計画の実現のために】
(1)市民と行政による協働のまちづくり
市民、地域及び行政が互いに持てる力を発揮して、協力しながら活動できるまちを目指し、町内会や市民団体などの活動を支援して、地域づくり活動の活性化を推進します。特に、こどもがまちづくりに参画する活動については支援期間を延長し、未来を担う人材づくりを進めます。
長期化するロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、世界の様々な場所で紛争や対立が後を絶たず、戦争のない世界が叫ばれています。平和と人権が尊重される社会の形成と、戦争の悲惨さや平和の尊さを後世に伝えるため、毎年8月6日に広島市で開催される平和記念式典に、中学生を派遣します。さらに「平和のつどい」を開催し、中学生が感じたことや、体験したこと、また戦争体験者等からの声を、広く市民の皆さんに伝えてもらう取り組みを進めます。
(2)効率的・効果的に行政経営が行われているまちづくり
五泉市では現在、多くの地方自治体と同様に、人口減少や少子高齢社会の進行に直面しています。こうした状況の中にあっても、市民一人ひとりが将来にわたり安心して暮らし続けることができる持続可能なまちづくりを推進することは、五泉市にとって重要な課題です。
第2次五泉市総合計画は、令和8年度で計画期間が終了することから、これまでの取り組みの成果と課題を的確に本質をとらえた検証を行い、令和9年度を初年度とする第3次五泉市総合計画を策定し、市民の皆さまが安全安心に、健康で希望と夢をもって、暮らせるまちづくりを進めます。
また、人口減少に伴う税収の減少や、老朽化が進むインフラの維持・更新への対応などにより、五泉市の行財政運営を取り巻く環境は、今後一層厳しさを増していくことが見込まれます。このため、第4次行財政改革大綱に基づき、限りある予算や人材といった行財政資源を有効に活用し、効率的な行政運営を進めるとともに、持続可能な行財政基盤の確立に向け、着実に取り組みます。
このような状況から、行政手続の利便性向上と業務の効率化を図るため、DX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みを一層進め、AI等のデジタル技術の活用について検討を進めるとともに、新たに電子契約サービスを導入する等、行政運営の効率化と地域経済の生産性向上に寄与します。
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最終更新日:2026年03月03日






