五泉市の湧水

 五泉市内では大半の湧水地が消滅したなかで、現在も残る貴重な湧水は、周辺住民の生活用水として利用されているばかりでなく、一部は良好な景観を呈する水辺として住民へ憩いの場を提供し、また、市内外から見学客の訪れる観光スポットともなっています。

どばしっこ清水

どばしっこ清水の写真

 河岸段丘に湧き出る10箇所以上の湧水群を、地元の皆さんとNPO法人五泉トゲソの会が憩いの場として整備し保全活動が続けられています。

 この水源は近隣の河川の伏流水と考えられます。水質は弱酸性の軟水で、湧出量は毎分約50リットル。「新潟県の名水」に選定されています。

周辺のハンノキ林の写真

所在地

五泉市土掘295番地(北緯37度43分60秒・東経139度13分07秒)

アクセス

  • 鉄道・バス JR磐越西線猿和田駅下車、徒歩4分
  • 車 磐越自動車道安田インターチェンジ、国道49号線、国道290号線、県道436号線経由

胴腹(どっぱら)清水

どっぱら清水の写真

 五泉市名峰「菅名岳」の中腹で岩の割れ目から湧き出ており、湧出量は、毎分約600リットルと豊富な水量を誇り、水質はほぼ中性~弱アルカリ性の軟水です。

寒九の水汲み」で親しまれ、「新潟県の名水」にも選定されています。

 周辺は、ブナやユキツバキをはじめとする豊かな樹林であり、水源はこれら原生林の保水機能により支えられています。

周辺のブナ林の写真

 この一帯の森林は森林保護のため、林野庁(現:関東森林管理局)から「郷土の森」として指定されており、地元の有志団体が樹林保全活動を行っています。

 また、大蔵山登山口付近には「吉清水」が湧いており、昔から川東地区などの人々の生活用水や農業用水として用いられてきました。今は「吉清水湧水の里」として整備され、多くの水汲み客が訪れています。

所在地

五泉市小山田北沢地内(北緯37度42分24秒・東経139度15分40秒)

アクセス

登山情報は下記リンクを参照ください。

  • 鉄道・バス JR磐越西線猿和田駅下車、大蔵山登山口まで徒歩15分、大蔵山登山口から徒歩60分
  • 車 磐越自動車道安田インターチェンジ、国道49号線、国道290号線、大蔵山登山口から徒歩60分

湧水は、自然環境の中で湧出しています。常に水質が管理されているものではなく、変動することが考えられるため、飲用について保証するものではありません。

関連情報

この記事に関するお問い合わせ先

五泉市役所 環境保全課

郵便番号959-1692
新潟県五泉市太田1094番地1
電話番号:0250-43-3911(代表) ファックス:0250-41-0006

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最終更新日:2020年02月20日