白虎隊ゆかりの佐取古戦場

五泉市咲花駅前
常時公開

佐取古戦場の地に建立された石碑の写真

戊辰戦争の戦場となった白虎隊ゆかりの地です。慶応4年8月7日、会津白虎二番寄合隊ら会津軍は、会津領最北端の佐取(五泉市)に陣を構えました。佐取山(大久保山)と陣ヶ峰に布陣し、白虎二番寄合隊は千メートル離れた佐取集落石井方に待機しました。10日阿賀野川対岸の小松・石間で激しい戦闘が開始され、そこに布陣していた会津軍が苦戦していたため、佐取の会津兵の一部が援軍に赴きました。

一方、新政府軍は、馬下上手から渡河、佐取山の下手に約80名が上陸。二手に別れ、一隊は陣ヶ峰、もう一隊は佐取山を迂回し、ここに布陣する会津軍を挟撃する態勢を取り、激烈な戦闘が開始されました。白虎二番寄合隊は、佐取山へ向けて応援に駆けつけましたが、白虎隊士星勇八が戦死を遂げています。多くの戦死者を出した会津軍はついに敗れ、長徳寺・石井佐久次方に火を放ち退却しました。焼き払われた長徳寺は明治12年に再建され、佐取で戦死した星勇八の霊もここに祀られています。

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最終更新日:2020年12月03日