帛の帯(はくのび)

無形文化財(民俗芸能)
五泉市赤海二丁目 五泉帛の帯保存会 (昭和60年 市指定)
五泉市民芸能祭等で発表

帛の帯という踊りを踊っている際の写真

帛の帯は、五泉独特の踊りです。踊り手は男性で、見る人と対面し横一列に並んで一礼します。歌と同時に踊り始め、歌の終わりと同時に一礼して終わりです。踊り手は、白紙一枚の上で踊るとされ、その装束や小道具は紋付きに袴を着け、腰に白扇をさします。

伝承によれば、この帛の帯は、江戸時代以前から継承されていたと言われていますが、今日継承されている帛の帯は、江戸時代末期から明治時代初期にかけて作り上げられたと考えられます。明治、大正、昭和の数度にわたる衰退期の変遷を経ながらも、五泉庶民の努力によって継承されてきた民俗芸能であり、民俗芸能史はもとより、五泉の文化、歴史、産業を知るうえでも欠かすことのできない貴重な無形文化財です。

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最終更新日:2018年01月23日