平成28年度 施政方針及び予算総括説明

第1章 施政方針及び予算の概要について

1 施政方針について

 平成28年第1回五泉市議会定例会におきまして、新年度予算案をご審議いただくに当たり、市政運営に臨む所信を明らかにし、市民の皆さま並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
 さて、平成27年度は合併から10年という節目の年でありましたが、来る平成28年度はこれまでの歩みを踏まえ、新たな歴史を築いていくための大きな一歩を踏み出す時であります。折しも、五泉市は人口減少という大きな課題に直面しているところであり、合併時58,436人であった人口は、平成28年1月末には52,729人となり、この10年間で5,707人もの減少となっております。また、今後も高齢化率のさらなる上昇や少子高齢化の一層の進行が懸念されております。
 人口は全ての基であり、経済、産業、財政のあらゆる面におきまして大きな影響を及ぼすものであることから、この現状を打破するための具体的な計画としまして、昨年「五泉市まち・ひと・しごと創生 人口ビジョン・総合戦略」を策定いたしました。
 この総合戦略におきましては、「未来世代を守り育てる」「産業の活力を高める」「五泉の魅力をつなげる」「確かな暮らしを充たす」の4つを基本目標として、若い世代を中心に、希望どおりに結婚・出産・子育てができる環境づくり、また、「五泉ブランド力」の強化による販路の拡大や安定した雇用の創出など、人口減少に歯止めをかけるための取り組みを進めてまいります。
 人口減少に対応したまちづくりのためには、それ以外にも地域資源を活かした交流の促進や地域を担う人材育成など、総合的な施策の展開が必要となりますが、目指すべき将来都市像であります「ごせんで育ち、ごせんが育つ。~みんなで創る 四季彩のまち~」の実現に向けて、多角的に取り組んでまいります。
 新たな課題を克服するために今必要なことは実行力と決断力であります。
 本市にとりまして新しいステージが始まろうとする今こそ、私は心を新たに市政運営に邁進してまいります。そして、市民の皆さまの熱意と情熱を力に変え、必ずやこの五泉市を『住んでよかった、住みたいまち五泉』へと成長させてまいります。
 それでは、これらを実現するための予算の概要と具体的な施策について、順次ご説明申し上げます。

2 予算の概要について

(1)一般会計

 予算規模でありますが、8会計で422億257万円となり、17億9,400万5千円、4.1%の減であります。
 このうち一般会計は、5.0%減の229億300万円であります。
 特別会計と水道事業会計は、7会計の合計で192億9,957万円となり、前年度に比べ5億9,000万5千円、3.0%の減となりました。

  1. 歳入
     市税は個人市民税や軽自動車税の増、法人市民税や固定資産税の減などにより0.3%減の51億2,289万3千円、地方消費税交付金は16.5%増の9億9,750万円、地方交付税は2.4%減の69億300万円を見込みました。
     国庫支出金は、五泉小学校、五泉中学校の改築工事の減などにより5.4%減の24億833万5千円、県支出金は森林整備加速化・林業再生交付金などの減により5.2%減の13億3,689万8千円を見込みました。
  2. 歳出
     総務費は総合会館の設計業務委託料の減などにより1.1%減の29億9,312万2千円、民生費は臨時福祉金給付費などにより3.9%増の76億9,115万円、衛生費は簡易水道事業特別会計繰出金の減などにより1.1%減の15億6,206万8千円、農林水産業費は東公園整備工事の減などにより14.0%減の7億3,661万4千円であります。
     商工費はさくらんど温泉揚湯ポンプ修繕工事の減などにより0.5%減の12億3,283万3千円、土木費は下水道事業特別会計繰出金の増などにより2.3%増の22億6,549万9千円、消防費は防災行政無線工事の減などにより6.0%減の7億6,352万円であります。
     教育費は五泉小学校及び五泉中学校改築工事の減などにより、51.5%減の17億8,068万8千円、公債費は市債償還金元金の増により、19.9%増の35億7,929万5千円であります。

(2)特別会計

  1. 国民健康保険事業
    予算総額は、歳入歳出それぞれ66億1,712万4千円であり、前年度対比2.3%の減であります。
    減額の主な理由は、国民健康保険税の減少によるものであります。
  2. 介護保険事業
    予算総額は、歳入歳出それぞれ60億9,691万円であり、前年度対比0.7%の増であります。
    増額の主な理由は、地域密着型介護予防サービス給付費や特定入所者介護サービス等費が増加したことによるものであります。
  3. 下水道事業
    予算総額は、歳入歳出それぞれ31億9,866万7千円であり、前年度対比2.8%の減であります。
  4. 簡易水道事業
    予算総額は、歳入歳出それぞれ8億8,680万4千円であり、前年度対比1.5%の増であります。
  5. 後期高齢者医療事業
    予算総額は、歳入歳出それぞれ5億2,303万6千円であり、前年度対比8.0%の増であります。
    増額の主な理由は、後期高齢者医療広域連合納付金の増加によるものであります。
  6. 水道事業
    予算総額は、19億7,300万4千円であり、前年度対比18.1%の減であります。
    減額の主な理由は、村松第3配水池他関連施設整備が完了したことによるものであります。

第2章 具体的な施策について

1 いきいきの泉水 ~笑顔あふれ、いきいきと暮らしているまち~

(1)子どもたちが明るくいきいきとしているまちづくり

 子どもたちが未来へ夢や希望を持ち、豊かな人間性と確かな学力を身につけることができるよう教育の充実を図ってまいります。なお、バイリンガル事業などを通して英語教育の推進に努めてまいります。
 不登校児童生徒に対しましては、引き続きカウンセラーを配置するとともに、適応指導教室の指導員による家庭訪問など、きめ細やかなサポートを行ってまいります。
 また、平成29年4月1日の村松桜中学校開校に向けて、校歌や校章の作成、通学バスの購入、特別支援教室の整備などに取り組んでまいります。
 小中学校の改修につきましては、五泉中学校の駐輪場及びテニスコートの整備、村松小学校の屋内運動場の大規模改造工事を進めてまいります。
 学校給食につきましては、今後も地場農産物の使用に努めるなど、安全安心な給食の提供を図ってまいります。

(2)ともに学び生きがいをもてるまちづくり

 生涯学習では、「寺子屋」教室を全小学校区において開設するとともに、芸術・文化の推進として、優れた芸術の鑑賞機会の提供に努めてまいります。
 文化財の保護と活用につきましては、文化財パンフレットを活用した文化財めぐりを企画してまいります。
 生涯スポーツにつきましては、子どもから高齢者まで健康で活力に満ちた生活を送るため、運動習慣の一層の定着を進めるよう市民ニーズに合わせた多様な運動機会を提供いたします。
 スポーツ施設につきましては、市民のスポーツ活動及び芸術文化活動の拠点施設として安心して利用いただけるよう、総合会館管理棟の改築工事に着手致します。
 また、東京オリンピック・パラリンピック事前キャンプ招致に向けた、施設の適合確認の手続きを進めてまいります。
 さらに、スポーツ施設の有効活用や交流人口の増加による地域活性化を図るため、スポーツイベント開催に向けた「五泉ライド事業」や、県内外の大学等の部活動やサークル活動の誘致を進める「合宿誘致促進事業」を実施いたします。
 図書館につきましては、図書館資料の収集に努め、本に親しむことができるよう読書環境の整備と読書活動の推進を図ってまいります。
 また、3階ホールの天井耐震改修工事を実施いたします。

(3)一人ひとりが活躍できるまちづくり

 高齢者の社会参加の推進につきましては、生涯にわたって生きがいを持ち、いきいきとした生活を送ることができるよう交流の場の充実に努めてまいります。
 また、介護予防事業や高齢者の憩いの場として活用できる「(仮称)いきいきシニアプラザむらまつ」を整備します。
 障がい者の自立と社会参加への支援につきましては、障がいのある人やそのご家族に対する相談支援を行う「障がい者基幹相談支援センター」を南本町へ移転し、相談支援体制のさらなる充実を図ります。また、新規事業といたしまして聴覚障害者に対し手話奉仕員を派遣するコミュニケーション支援事業を実施いたします。
 さらに、五泉市障害者地域活動支援センター虹工房の建設工場を実施し、障がいのある人がさらに利用しやすい施設となるよう努めてまいります。

2 安心の泉水 ~信頼あふれ、安心して暮らしているまち~

(1)安心して子育てができるまちづくり

 平成27年度から取り組んでおります「子ども・子育て支援事業計画」に基づき、引き続き地域社会全体で子ども・子育て家庭を支える取り組みを推進してまいります。
 施設整備といたしましては、つくし保育園の外壁等の改修工事を実施するとともに、学童クラブでは南本町地内に開設する五泉地域包括支援センター隣接地に南っ子学童クラブを新たに整備します。
 総合戦略の基本目標の一つであります「未来世代を守り育てる」を実現するため「讃多産(サンタさん)プロジェクト」として、誰もが安心して妊娠、出産、子育てができるよう施策の強化を図ります。
 具体的には、縁結び支援の新たな取り組みといたしまして、スポーツを通じた出会いの場の提供や街コン等を開催するとともに、イベントや講座などの情報メールを配信し、男女の出会いを応援します。また、出産間近の妊婦さんを優先的に病院へ送り届ける出産サポートタクシー制度も市内タクシー事業者の協力を得て開始いたします。

(2)健康で安心して暮らせるまちづくり

 健康づくりにつきましては、市民自らが自分に合った健康づくりができるよう、「食」の視点に的を絞ったガイドブックの作成に取り組んでまいります。
 保健予防につきましては、内臓脂肪型肥満に着目した特定健診におきまして、引き続き無料クーポン券の配付、未受診者を対象とした家庭訪問による受診勧奨により、受診率の向上に繋げてまいります。また、国民健康保険データヘルス計画に沿った効果的かつ効率的な保健事業を実施してまいります。
 がん検診におきましては、乳がん、子宮頸がん検診の受診者が、施設検診も選択できるようにいたします。また、従来の胃がん検診に加えて、新たにリスクを確認するための「胃がんリスク検診」を実施し、早期発見、早期治療につなげてまいります。
 自殺予防に向けましては、引き続きゲートキーパー養成研修会及びフォローアップ研修会を開催するとともに、相談事業を強化してまいります。
 高齢者福祉、介護保険の充実につきましては「自分らしく、いきいきと安心して暮らせる五泉市」の実現を目指して、地域包括ケアシステムをさらに進めてまいります。
 介護予防事業につきましては、引き続き各種介護予防教室を実施するとともに、住民の皆様が主体的に実施する「お茶の間サロン」の活動を支援してまいります。
 五泉地域包括支援センターは、南本町に移転し、五泉市全体の地域包括ケアシステムの中核的役割を担い、在宅医療・介護連携及び認知症施策の推進、生活支援サービスの体制整備などを行ってまいります。
 介護基盤の整備につきましては、平成29年度に建設予定の認知症高齢者グループホームの事業者の選定を行います。
 市民の生命と健康を守る救急医療につきましては、医師会などのご協力を得ながら、継続実施に努めてまいります。
 国民健康保険制度につきましては、平成30年度から都道府県単位で財政運営をすることになりますが、本市におきましては、平成28年度の国保税率を据置きのままで、国保財政の収支均衡を図ってまいります。
 生活困窮者の相談支援におきましては、五泉市くらしの支援センターが専用窓口となって、生活困窮者に対する支援を引き続き実施いたします。

(3)安全な生活環境を守るまちづくり

 水道事業では、安全で安心なおいしい水を安定して供給するため、簡易水道区域の統合事業を含め、送・配水管の新設や布設替工事、また、水源井や配水池の建設などを推進してまいります。
 交通安全と防犯につきましては、交通安全施設の整備や交通マナー向上の啓発と併せ、警察署との連携や交通安全協会及び交通安全市民の会などの関係機関と協力し、一層の交通安全対策を推進してまいります。
 防犯につきましては、五泉駅南側と北五泉駅西側に防犯カメラを設置し、さらなる犯罪抑止に努めるとともに、町内会管理の防犯灯につきましても、電気料金と防犯灯のLED化に対して、引き続き支援してまいります。
 消費者トラブルの対策につきましては、引き続き「消費生活センター」に相談員を配置し、消費者被害の防止に努めてまいります。
 また、振り込め詐欺や悪質商法の勧誘を未然に防止する対策として、高齢者世帯に「通話録音装置」を無料で貸し出し、その効果を検証する取り組みを継続してまいります。
 地球環境の保全につきましては、本市の課題の解決に向けた具体的な行動を一層進めるため、新たな環境基本計画の策定作業と意識調査を実施いたします。

(4)非常時に十分な対応ができるまちづくり

 消防・救急・救助体制につきまして、消防防災施設等の整備では、消火栓や耐震性防火水槽の設置、消防団の小型動力ポンプの更新、消防器具置場等の整備を行い、消防力を強化いたします。また、消防団員の装備の充実を図るため、耐切創性手袋を配備いたします。
 救急業務では、ドクターヘリの活用を図るとともに、救急救命士等の研修の充実に努め、救急患者の救命率向上に努めてまいります。
 火災予防対策では、住宅用火災警報器の設置促進に引き続き取り組んでまいります。
 防災意識の高揚と防災施設整備につきましては、共助としての地域防災力向上を図るため、自主防災組織設立時の支援に加え、活動に対しましても支援してまいります。
 地域防災訓練では、地域の実情にあった災害を想定し、市民参加型の訓練を実施してまいります。
 災害時の情報伝達としましては、防災行政無線の不感地域が解消されたことにより、市内全域に一斉放送が可能となったため、あんしんメール、エリアメール、ホームページと併せて、災害に強いまちづくりを目指します。
 浸水対策事業につきまして、村松地区では市街地の浸水被害を軽減するため、雨水幹線整備を進め、五泉地区では老朽化している雨水幹線の長寿命化工事を進めてまいります。
 冬期間の道路交通につきましては、除雪機械を主体に新潟県及び地域住民と相互連携を図り、安全で効率的な除雪を目指します。
 また、雪寒地域道路整備では、吉沢2・3丁目、郷屋川2丁目、太田1丁目、緑町、赤海1丁目地内に消雪パイプを布設するとともに、消雪用井戸を1箇所掘り替えいたします。

3 ふれあいの泉水 ~交流あふれ、ふれあい豊かに暮らしているまち~

(1)青少年を地域ぐるみで育むまちづくり

 青少年健全育成につきましては、非行や問題行動の防止に向け、関係団体の組織強化と活動を支援するとともに、家庭、学校、地域等の連携を強化してまいります。
 また、青少年育成センターの相談体制を充実し、悩みを持つ青少年及び保護者等への適切な対応に努めてまいります。
 さらに、家庭教育学級を開催するなど、家庭における教育力の向上を進めてまいります。

(2)地域で支える福祉のまちづくり

 五泉市福祉会館につきましては、駐車場を整備し、利用者の利便の向上を図ってまいります。

(3)多様な文化にふれあうまちづくり

 国際化に向けた環境整備では、国際交流推進団体の活動や団体間の連携を支援しながら、市民の国際交流に関する理解を深めてまいります。

4 活気の泉水 ~賑わいあふれ、活気がある暮らしをしているまち~

(1)活力ある商工業を育むまちづくり

 日本経済は長く続いたデフレ経済からの脱却に向け着実に前進しており、雇用状況におきましても改善の傾向にありますが、その経済効果は未だ地方に十分波及しているとは言えず、本市におきましても景気回復を実感できるまでには至っておりません。
 このような中、経済活性化対策といたしまして、商工関係団体が行う事業に対する支援や、新たに起業する事業者に創業資金の一部を助成する事業などを継続してまいります。
 商店街の活性化対策では、図書館を活用したイベントで商店街と連携して誘客を図る事業のほか、平成27年度に創設した空き店舗等を活用して新たに出店する事業者への支援制度をさらに拡充し、賑わいのある商店街づくりを目指してまいります。
 工業活性化対策につきましては、五泉ニット工業協同組合が他産地との差別化や競争力の強化、販路の拡大を図るために取り組んでいる地域ブランド化事業を支援し、地場産業の活力を高め、雇用の拡大を目指してまいります。
 金融支援対策につきましては、景気対策特別借換資金を継続するとともに、金融機関の協力をいただきながら各種融資制度等により、引き続き中小企業者の経営安定化の支援を行ってまいります。
 企業誘致につきましては、雇用の場の拡大と市の活性化を進めるため、工場設置奨励による優遇措置の拡充を検討してまいります。
 就労環境の整備につきましては、新たに、従業員の出産や子育てに理解を示し、協力する事業所を支援する「育メン・育ママ推進事業」に取り組んでまいります。
 若者等の定住を促進する環境整備につきましては、新婚世帯や子育て世帯の定住を促すため「ファミリー住まいる応援事業」を引き続き実施するとともに、新たに、新婚世帯や子育て世帯の2世代・3世代同居を促進するため、住宅リフォーム事業を拡充して、新たに「グランドファミリー住まいる事業」を実施いたします。
 また、Uターン・Iターンの促進を図るため、市内で開催する同窓会の経費を一部助成する「五泉ふるさと同窓会応援事業」と、地方での暮らしに興味がある人を受け入れて、地域協力活動や五泉市のPR活動を行ってもらう「地域おこし協力隊事業」を新たに実施いたします。

(2)魅力ある農林業を育むまちづくり

 農業を取り巻く情勢は、農業者の高齢化、担い手不足、耕作放棄など多くの課題が生じております。また、国は総合的なTPP関連政策大綱を策定し、農業分野におきましては、農業体質強化策と米など重要5品目の生産者への経営安定策を柱とした「農政新時代」構想を打ち出しました。今後の対応につきましては国県の動向を注視し、的確に取り組んでまいります。
 農産物の振興につきましては、地域の特性にあった農産物を生産し、「五泉ブランド」の確立を図るとともに、地球環境に配慮した「環境保全型農業」の拡大に向けて取り組んでまいります。また、チューリップまつりをはじめ、市内外の各種イベントなどを通じて、消費者との交流を深めながら、特産農産物のPRや販売促進活動の充実を図ってまいります。
 産学官連携による農業の振興につきましては、農産物の高付加価値化と特産品開発を新潟大学や農家、企業と連携して行う「新大&五泉ブランド化事業」を実施し、新たな地域ブランドとして商品化を目指してまいります。
 担い手対策につきましては、国の補助制度を有効活用し、新規就農者への支援や農地中間管理機構を利用した農地集積を促進してまいります。
 良質米生産対策でありますが、昨年は、一昨年に続く自然災害により品質や収量が大きく低下いたしました。このため、農作物共済の品質方式の加入推進や、引き続き「地力パワーアップ推進事業」を実施してまいります。
 鳥獣被害の防止対策につきましても、地域と連携を取りながら被害軽減を図ってまいります。
 米の生産調整につきましては、28年産も生産数量目標が減少することから、さらなる非主食用米への転換を図るため、飼料用米における多収品種の導入を推進してまいります。
 農業基盤整備事業につきましては、別所のほ場整備に向けた調査計画費等に対し、引き続き支援してまいります。また、桑山川の下流域における湛水被害対策として、県営湛水防除事業の採択に向けて取り組みを進めてまいります。
 農業基盤維持管理事業でありますが、多面的機能の維持・発揮のための地域活動や営農活動を支援する「多面的機能支払事業」の取り組みにつきましては、年々増加してまいりましたが、さらなる活動組織の拡大に取り組んでまいります。
 林業につきましては、豊かな森林の保全は本市にとりましても重要な課題であります。しかし、林業を取り巻く情勢は依然として厳しく、生産基盤整備や施業支援が必要であることから、林道、作業道の維持管理や間伐、枝打ち等の森林施業への支援により、森林整備を推進してまいります。また、林道釜の鍔線の法面保護のため、改良工事を実施してまいります。
 治山事業では、菅沢、高石などの地すべり危険個所の巡視のほか、水戸野地区の小規模治山事業に着手してまいります。
 CLT製造工場誘致事業につきましては、先進地視察や研修会に参加し、工場の誘致に向け、調査・研究してまいります。
 保安林(松)保護事業としまして、松くい虫の防除を行うことにより、美しい森林の保全に努めてまいります。

(3)地域資源を活用したまちづくり

 一年を通した人の流れをつくり、交流人口の拡大、地域経済の活性化を図るため、豊かな自然・歴史文化・食・温泉などの観光資源を活かした各種イベントの開催や魅力的な観光ルートの開発、モニターツアーの実施などを五泉市観光協会と連携し取り組んでまいります。また、近隣市町や阿賀野川ライン観光協会との連携による広域観光ルートの開発にも積極的に取り組んでまいります。
 さらに、五泉市観光協会が実施する高い抗酸化能やリラクゼーション効果を有する「ごせん桜アロマ商品」の開発を支援し、五泉を代表する商品としてブランド化し、産業と雇用の創出、誘客効果の増加を目指してまいります。
 ふるさと応援寄附金につきましては、本市におきましても大変好評で多くの寄附をいただいております。この特典制度をさらに充実させ、全国への情報発信で特産品の販路拡大を図るとともに、交流人口の増加につなげてまいります。
 次世代の地域リーダーの育成につきましては、地域が持つ魅力の再発見などをテーマとして、小中学生や大学生が多世代でワークショップを行う「元気だせごせん 若者ワークショップ事業」を実施し、新たな視点から地域の活性化と交流人口の拡大を図ってまいります。

5 快適の泉水 ~潤いあふれ、快適に暮らしているまち~

(1)一人ひとりが快適な生活環境を守るまちづくり

 ゴミの減量化とリサイクルの推進につきましては、衣類等の分別回収などを検討するとともに、五泉市公衆衛生協会と連携して資源物のゴミの分別研修会などを開催し、減量化と再資源化を進めてまいります。
 また、一般廃棄物処理施設整備につきましては、一般廃棄物処理施設整備推進協議会で、焼却場・最終処分場等の建設計画を進めてまいります。
 下水道事業につきましては、土深、荻曽根、二ツ柳、能代、寺沢、深沢などで約13ヘクタールの整備を進めてまいります。

(2)快適な都市基盤を利用できるまちづくり

 道路交通環境の整備としまして、市道関係では、引き続き三本木中野3号線の用地買収を進め、安出船越線と駅前桜橋三本木線を結ぶ幹線道路の早期完成を目指します。このほか、9路線の道路改良整備と藤原川橋、新田大橋の修繕工事を実施いたします。
 公共交通機関の利用しやすい環境整備につきましては、「ふれあいバス」と「乗合タクシーさくら号」が市民の足として使いやすい交通機関となるよう取り組んでまいります。
 五泉駅周辺整備では、市道駅南公園線の整備を進めるとともに南っ子学童クラブ等の整備に着手いたします。
 空き家等の対策につきましては、所有者に適正な管理を働きかけるとともにアンケート調査を行い、実態に即した支援のあり方や空き家等の有効活用に資する施策を検討し、実施してまいります。また、空家等対策の推進に関する特別措置法の成立を受け、協議会を設置し、対策計画を検討してまいります。

6 基本構想・基本計画の実現のために ~市民協働と信頼による自立したまち~

(1)市民と行政による協働のまちづくり

 町内会や市民団体などのコミュニティ組織の活動を支援し、「魅力、活力、解決力」を持った地域づくりを目指します。

(2)効率的・効果的に行政経営が行われているまちづくり

 総合計画につきましては、平成23年度に策定した第1次五泉市総合計画の後期基本計画の期間が平成28年度に終了することから、平成29年度から平成38年度までの10年間を計画期間とする第2次五泉市総合計画の策定に取り組んでまいります。
 策定にあたりましては、第1次五泉市総合計画を基としたうえで、より時代に対応した計画となるよう、市民で構成する「市民まちづくり会議」を設置し、事業の優先度を検討しながら策定作業を進めてまいります。
 行財政改革につきましては、平成28年度から普通交付税の合併算定替による財政支援が段階的に削減されますが、それに対応しながらも、財政の健全化と充実した行政サービスの実現を図る必要があります。
 予算や人材など、限りある資源を最大限に活用した、効率的で質の高い行政運営を行うべく、行財政改革に引き続き取り組んでまいります。また、平成23年度に策定しました第2次五泉市行財政改革大綱が平成28年度に最終年度を迎えることから、次期行財政改革大綱の策定に着手いたします。
 市民と行政がそれぞれの役割と責任のもとに、効率的・効果的に事業を進めるとともに、持続可能な行財政基盤の確立を目指してまいります。

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最終更新日:2017年11月01日