土砂災害の種類と兆候
土石流

谷や斜面に溜まった土や石、砂などが、大雨による水と一緒に一気に流れ出して起こります。破壊力が大きく、また流れる速度も速いため、大きな被害をもたらします。

土石流の兆候
- 山鳴りや立ち木の裂ける音、石のぶつかり合う音が聞こえる。
- 雨が降り続いているのに川の水位が下がる。
- 川の水が急に濁ったり、流木が混ざり始める。
がけ崩れ

地面にしみ込んだ水分が土の抵抗力を弱め、弱くなった斜面が突然崩れ落ちるのががけ崩れです。突発的に起こり、瞬時にして崩れ落ちるので、逃げ遅れる人も多く、被害が大きくなります。

がけ崩れの兆候
- がけから出てくる水が濁る。
- がけに亀裂が入る。
- 小石がパラパラ落ちてくる。
地すべり

比較的穏やかな斜面において、地中の粘土層などの影響で、ゆっくりと動き出す現象です。一度に広範囲で発生するために、住宅や道路、鉄道などに大きな被害を及ぼします。

地すべりの兆候
- 地面にひび割れができる。
- 沢や井戸の水が濁る。
- 斜面から水が吹き出す。
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最終更新日:2019年01月09日